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2008年09月22日

遠州森のまつり“乙女・浦安・朝日・神喜ぶ・奉納の舞”

遠州森のまつりまで、あと1ヶ月強となってきました。
(今年は、11月1日(土)~3日(月・祝)の開催。)

9月19日の記事に引き続き、お祭り前の話題として祭典三日間の見どころなど、テーマごとにご紹介していきたいと思います。

遠州森のまつり“乙女・浦安・朝日・神喜ぶ・奉納の舞”今回は、“乙女・浦安・朝日・神喜ぶ・奉納の舞”
(テーマ、写真は、平成20年森のまつりカレンダーより)

喧嘩まつりの異名を持つほどの勇壮且つ賑々しい屋台の引き廻し、そして荒々しい練り、豪華絢爛な十四町内の屋台と山車人形などなど、森のまつりの見どころは数多くあります。

そんな中で、やはり一番に盛り上がりを見せるのは、3日目の夕方から夜に掛けて行なわれる“舞児(まいこ)還し”
各町内とも、町内会総出でこの舞児還しを盛り上げ、見物客の数はピークに達する・・・ まさに、森のまつりの代名詞と言っても過言ではないと思います。

森のまつり・三島神社の舞児及び舞児還しの歴史は、大正13年から。
同じく森町内の小國神社天宮神社山名神社それぞれの舞児の歴史に比べると比較的新しく、伝統という面においては残念ながら前述の神社にその座を譲ることになり、国の重要無形文化財にも指定はされていませんが、私たち氏子は、この三島神社の舞を大切に保護しています。

乙女神楽舞から始まった舞児は、その後浦安舞、朝日舞と、現在は3つ(もしくは4つ)の舞が奉納されています。
(平成9年から何年かは、人長の舞※という大人舞も奉納されていた時期がありました。) ※今年(平成20年)、7年ぶりに復活します。

 ≪乙女神楽舞≫ : 4名(数え年9~10歳の女児)
 ≪浦安舞≫ : 6名~8名(数え年12~13歳の女児)
   昭和49年新設当時は6名、昭和55年より8名となり、現在では、
   その年の候補となる女児の数によって人員が異なる。
 ≪朝日舞≫ : 2名~4名(数え年9~10歳の男児)
   昭和60年新設当時は1名の女児、昭和62年より2名となり、
   平成12年より男児による舞となる。現在では、その年の候補
   となる男児の数によって人員が異なる。
 ≪人長舞≫ : 1名(大人舞)
   平成9年に、大人舞として新設。男性による舞。
   平成14年から6年間は無かったが、平成20年7年ぶりに復活。

昭和48年までは、乙女神楽舞の4名の舞児のみで、当時の氏子町内6社(比雲社北街社明開社水哉社桑水社沿海社)の町内の中から舞児4名を選出。舞児還しでは、6社のうち2社は露払いとしての役割を年ごとに順番で果たしていました。
但し桑水社は、当時下宿栄町の2町内で運営されていて、両町内から交代で舞児を選出していたため露払いは免除されていました。

つまり、この年までは氏子町内ではない4社(谷本社凱生社睦栄社慶雲社)は、森のまつりでは舞児は出しておらず、前述の6社での神事として執り行なわれていました。

昭和48年、不幸な死亡事故が起こってしまい、祭典規約の改定を余儀なくされ、氏子町内6社に加え前述の4社を準氏子とし、10町内(当時)全社での舞児選出、及び舞児還しの遂行がされることになりました。

昭和49年、祭典規約改定に伴い、4名の乙女神楽舞に加えて6名からなる浦安舞を新設。
昭和55年に鳳雲社龍生社の2社の加入により、浦安舞が8名に増員※。
昭和60年、桑水社から分離独立した湧水社の加入により、朝日舞(1名)を新設。そして昭和62年、同じく桑水社から分離独立した藤雲社の加入により朝日舞が2名※となり、現在に至ります。
平成9年から5年間、人長舞という大人舞もあり、平成13年以来7年ぶりに復活します。 ※上記、舞児内訳をご参照下さい。

現在では、三島神社氏子町内は乙女神楽舞、浦安舞、朝日舞のいずれかの舞児(もしくは人長舞)を毎年選出し、準氏子町内は浦安舞の舞児を毎年選出し、氏神様へお預けするという形をとっています。

毎年、10月上旬から下旬に掛けて、各舞児の舞の練習が三島神社内で行なわれ、舞児に選出された子供たちは本番のお祭りに備えて、一生懸命に練習を行ないます。
そして本番のお祭りでは、舞児に選出された名誉、氏神様へ舞の奉納が出来る喜びを感じながら、舞を舞うことになるのです。

そして舞児還しでは、私たち氏子たちが氏神様への感謝の意を表し、神の子として氏神様へ仕えた舞児を、三島神社に各社社長を筆頭に総出でお迎えに上がり、安全且つ大切に、そして勇壮且つ賑々しく舞児のお披露目をしながら、ご両親の元へ送り届けるのです。

≪関連記事及び関連サイト≫
◇遠州森のまつり“第三日目「千秋楽」パート3”
◇同ブログカテゴリー : 舞児還し
◇森のまつり : 舞児還し

遠州森のまつりまで、あと40日・・・






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Posted by 遠州森のビープロ at 09:47
[お祭り前の話題]
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