< 2024年05月 >
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
過去記事
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 8人
アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE

2006年10月31日

遠州森のまつり “舞児還し!”

遠州森のまつり “舞児還し!”あと3日に迫ってきた、遠州森のまつり

今回は、森のまつりの中で最大の神事である“舞児(まいこ)還し”の紹介をします。

舞児還しは、3日目(今年は5日)の夕方6時頃から行なわれる最大の神事、且つお祭りの盛り上がりが最高潮に達する儀式になります。

会場となる三島神社付近は、独特の異様な雰囲気に包まれます。
人々によるざわつき、各屋台から流れてくる笛・太鼓の音色・・・ この後迎える最大のクライマックスに、背筋がゾクゾグッとする感を覚えるほどです。

以下の紹介文は、“森の祭り”ホームページから引用、著作権は、大庭学氏(森町・下宿出身)が有しております。

各町内から選出された乙女が神子として三嶋神社をはじめ各神社に乙女の舞朝日の舞、そして浦安の舞を奉納する。
神子が全神事を終了し、3日目の夕方三嶋神社に集合すると、各町内の若衆・町民は舞児に感謝を込めて、三嶋神社へお迎えにあがるのである。

全社屋台を三嶋神社に集合させ、社長をはじめ若衆代表が提灯を持って境内へ上がる。
さっきまで酔っ払っていた若者の顔が急にひきしまる

社長はたすき掛けをし、鉢巻きを締め直して気持ちを落ちつかせる。
足もとはおろしたばかりの白足袋がまぶしい。
11月の空は暗くなるのが早い。
提灯に火を入れ、その緊張度が徐々に高まっていく中、神社の下では舞児を待ちわびる人々のざわめきと、笛・太鼓の音が激しく鳴り響いている。

午後6時、年番社長がマイクを持って、一番最初に出発する社の名前を告げる。
いよいよ舞児還しのはじまりだ。

「谷本社、お願いします」年番社長に社名を告げられると、社長は雪駄を脱いで板の間に上がり、親指を中に入れた両手と両膝をついて頭を下げる。
社殿には宮司、氏子総代、神社担当そして舞児が待っている。

「谷本社、お迎えに参りました」緊張した叫ぶような声で社長が言うと2歩下がりスッと立ち上がる。
社長は舞児のいる畳の間に上がってはならないのである。
舞児が歩き出して社長の前に立つと「谷本社舞児○○さん、万歳!万歳!万歳!」と社長が両手を高々と挙げ、まわりにいる者全員で万歳三唱を行う。
3回目の万歳が終わるか終わらないうちに「よいしょ!よいしょ!」の掛け声が掛かり、舞児を社長の背中へ乗せる。
社長の両脇と後方には舞児を守る為の若衆がしっかりと付き、社殿の前に掲げられた国旗の竹竿に舞児の頭をぶつけぬよう、細心の注意を払って歩き出す。

神社の鳥居をくぐると周囲の見物人に舞児を披露しながら女坂をゆっくりと下る。
坂を下るとそこには興奮につつまれた異様な世界が広がっている。
舞児を待ちわびた人々の歓声が上がり「よいしょ!よいしょ!」の掛け声と共に手拍子、そして提灯を上下に振りながら”舞児の花道”が出来上っていくのである。

舞児を乗せた社長の集団は花道を屋台に向かって進み、若衆・町民の興奮は最高潮に達する。
それはもう人間の極限状態にあるといっていい。
舞児を欄干の中央に乗せ、右側には神社担当、左側に社長が乗り、左手に持った社長提灯がグッと挙がると、屋台の手木が一気に上がる。舞児を乗せた屋台がついに動き出すのだ。
まるで神の子を乗せた龍がゆっくりと動き出す姿のように見える。

三嶋神社から正面祭典本部までの山道はゆるやかな下り坂となっており、しかも突きあたりはT字路で直角に曲っている。屋台を走らせてはいけないのだ。
人々は逸る気持ちをおさえ切れず、手木を引き、綱を引っぱってしまう。
手木係の若衆は「ゆっくり!ゆっくり!」の大声を発し、屋台をおさえる。
このわずか数十メートルの山道が、最大の見せ場であると同時に、最大の危険が背中合わせにあるのだ。

無事祭典本部前を直角に曲がると舞児宅までの間、絶対に手木を降ろしてはならない
舞児を披露しつつ町内を引き回して舞児宅まで送り届けると、森の祭り最大の神事は完了するのである。  続く・・・

・・・続きは、“森の祭り・舞児還し” にてご覧下さい。

森のまつり最大の神事、見所である “舞児還し”、今年のお祭りでぜひご堪能ください!





人気blogランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ ブログ王
同じカテゴリー(舞児還し)の記事

Posted by 遠州森のビープロ at 22:07
[舞児還し]
この記事へのトラックバック

■ <%PingTitle%>

<%PingExcerpt%>

<%PingTitle%>【<%PingBlogName%>】at <%PingDateTime%>