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2009年06月10日

大河ドラマ・天地人 第23回「愛の兜」

NHK大河ドラマ天地人
今週のOAは、第23回「愛の兜」。

時は、天正14年(1586年)早春。
越後上杉家では、羽柴秀吉との盟約である上洛に向けて、いよいよ本格的な準備に取り掛かろうというそのさ中、上杉景勝は突然上洛を取りやめると言い出します。

直江兼続が理由を問うと、夢の中に今は亡き御館・上杉謙信が出てきたと・・・ 「御館様は何も言わず、悲しそうな眼をされてわしを見ていた」・・・

人一倍責任感が強く、国の事を思うあまり景勝の心の中に迷いが生じていることを察した兼続は、それ以上何も言うことが出来ませんでした。

自屋敷に戻った兼続は、そのことを妻・お船に話します。
お船は、「殿を故郷の上田庄にお連れしたらいかがでしょう」と提案。
それは名案と、兼続は病に伏せている栗林政頼を見舞うという名目で、お船を供に連れ景勝を上田庄に連れ出すのです。

故郷・上田庄に訪れた三人は、まずは栗林を見舞います。
栗林から、「上洛されても、上杉の誇りだけは捨てないでくれ」と懇願された景勝は、心を熱くします。
そして景勝、兼続共に幼き頃に修行を積んだ雲洞庵へと赴きます。
和尚・北高全祝と、久しぶりに対面した景勝と兼続・・・ 和尚にまったく頭が上がらない二人を見たお船は、「和尚様の前ではお二人ともまるで子供のよう」とからかって見せるのです。
そして、景勝と兼続の心の中に、幼き頃の雲洞庵での出来事がよみがえってくるのです・・・

当時、喜平次(景勝)は10歳、与六(兼続)はわずか5歳。
寡黙で人見知りな性格の喜平次、泣き虫なくせに気が強く生意気な与六・・・
和尚の説法を聞いている最中に、トンボの落書きをしていて叱られている与六を、喜平次は優しいまなざしで見つめる・・・
いずれは越後の国主となる事を宿命と感じていた喜平次は、「己に果たしてその器量があるのか」と一人思い悩むことも少なくありませんでした。
そんな喜平次に、「喜平次様の傍には、いつもこの与六がおる」という与六の言葉は、喜平次にとって勇気付けられるものでした。

寺の納屋に一人篭って、いつもそんなことを考えていた幼き頃の自分と同じように、景勝は一人納屋に篭り、あの頃の事を回想していました。
そんな景勝に、北高全祝は一枚の書を手渡します。
それは、景勝が幼いころに書いた「第一義」という言葉・・・ 「迷いは信念を心にすえる礎でございます」という全祝の言葉に、景勝は心が晴れ、改めて上洛を決意するのです。

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春日山城に戻った景勝と兼続は、再び上洛に向けての準備に取り掛かっていきました。
上洛に当たっては、4千の軍勢を率いて向かう。 そして景勝は、先代・謙信の頃から掲げてきた旗印「毘」、「龍」に加え、自らの言葉とした「義」の旗印を掲げることを決めます。
兼続も、何か自分に相応しい言葉がないか、思案をしていました。
兼続自身がいつも心がけていること・・・ 民への思いやり、景勝への忠誠、そして自国・越後の平和・・・
そんな思いから、色々な言葉を探る兼続に、お船は最初に考えた「愛」の言葉が良いのではと助言。
仁愛の愛、越後の民を愛する思いが自らの力の源であると兼続も納得。
こうして、直江兼続の象徴となる「愛の兜」が誕生したのです。

いよいよ出発の日。 見送りをする仙桃院菊姫、そしてお船・・・
仙桃院は、「義」と「愛」がそろえば恐れるものはないと二人を鼓舞。
颯爽とした面持ちで行軍する上杉軍。 そこには「義」の旗印、そして「愛」の兜が、ひときわ輝きを増していたのです・・・

「愛」という言葉は、個人的にも一番好きな言葉です。
肉親や身近な人たちはもちろん、人を思いやったり手を差し伸べたりする気持ちは、愛情という思いが無ければ成り立つものではないと思っています。
もちろん、裏腹に愛情だけでは成り立たないことも数多くあるということも理解していますが・・・
物事に望む際、勇気と力を要すことが多々あるかと思いますが、その源は愛情ではないかと思います。

この後、景勝と兼続の主従は秀吉、家康の天下人たちに翻弄されていくことになるわけですが、「義」そして「愛」が上杉家を末代まで支えていくことになっていったのでしょう・・・

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Posted by 遠州森のビープロ at 09:50
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