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2009年05月27日

大河ドラマ・天地人 第21回「三成の涙」

NHK大河ドラマ天地人
今週のOAは、第21回「三成の涙」。

時は、天正13年(1585年)。
羽柴秀吉石田三成越後に招いた上杉景勝直江兼続は、落水(おちりみず)での会見を無事に終了させ、秀吉や三成のために宴席を設けます。

秀吉は、このもてなしを非常に喜び、景勝も安堵した気持ちに・・・
兼続も、三成との交流を図ろうとしますが、三成のあまりにも慇懃(いんぎん)すぎる態度に腹を立ててしまいます。
一瞬にして、静まり返る宴席・・・
ここで機転を利かせたのが、秀吉。 「少し外で頭を冷やして来い」と、三成に命じます。
そして、兼続に酌をすることの許可を景勝からもらい、三成に代わって詫びを入れるのです。

三成は幼い頃、近江米原の観音寺に預けられていました。
長浜城主だった頃の秀吉が寺を訪れた際、茶の湯で接待したのが三成。
秀吉は、心配りの行き届いたお茶の入れ方をした三成を大層気に入り、そのまま家来にして城に連れ帰ったのです。
秀吉の妻・おねも三成を温かく迎え、握り飯でもてなします。

肉親の愛情を知ることもなく育ってきた三成は、握り飯を食べながら涙した・・・ そういって秀吉は兼続に対し、「根は悪い奴ではないので、どうか許してやって欲しい」と話し、それを聞いた兼続も、幼き頃に雲洞庵で修行をしていた事を思い出していました・・・

兼続は、一人縁側で佇んでいた三成に話しかけ、二人でお互いの持論を語り合うのです。
越後の民を守る事を宿命としているという兼続に対し、自国の民だけでなく日本国全体の民を守る事が大事、そのために秀吉は天下人になろうとしている、というのが三成の持論。
思想は異なれど、国を思う気持ちは同じ・・・ 兼続と三成は、この時点でお互いに興味を持ち合う関係になっていました。

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その頃、遠江浜松にいた徳川家康は秀吉と景勝の会見の報を聞き、警戒心を抱いていました。 自らも動き出しを図るべきと、まずは信濃真田を攻略しようと企み始めるのです。

秀吉たちが越後を後にした直後、景勝の妻・菊姫が体調をくずします。
侍女の一人が懐妊したのだと勝手に思い込み、それが姑・仙桃院の耳に入り困り果てる菊姫。
景勝から仙桃院に話して欲しいと頼みますが、口下手な景勝は気乗りがしません。 「兼続に頼もう・・・」 兼続は、景勝から損な役目を押し付けられてしまうのです・・・

景勝や菊姫、兼続らが騒ぎの収拾に四苦八苦している頃、再び三成が、極秘で単身越後へと訪れてきました。
兼続の屋敷に訪れた三成に、妻・お船が代わって応対。
泉沢久秀ら上田衆も、留守中の兼続に代わって三成を接待しますが、相変わらずの横柄な態度の三成を持て余すばかり・・・

日も暮れかかった頃、景勝たちの騒ぎを収めた兼続が戻ってきます。
兼続は、帰ろうとする三成を引き止め、宴を催すから泊っていけと促します。
屋敷の入り口付近でそんなやり取りをしていると、近所の農民たちが、収穫した野菜を持って訪れてきました。
「お前たちも一緒にどうだ?酒は大勢で飲んだほうが楽しいからな!」と、兼続は農民たちも屋敷に招き入れるのです。

仲間の上田衆や百姓たちと陽気に騒ぐ兼続を見た三成は、兼続のその豊かな感受性と実直な性格に理解を示しはじめていました。
そして、再び二人で話をする兼続と三成。
「越後の米は日本一うまいぞ!」と、兼続が差し出した握り飯を口にした三成は、その美味しさ、温かさに涙を流すのです・・・

三成が、米原・観音寺で秀吉に茶で接待した際、三度に分けて茶を出したと言われています。
一杯目は喉の渇きを潤し易いようにぬるめに、二杯目は少し温かめ、三杯目は熱めにと、心配りの行き届いたお茶の入れ方に秀吉は大層感心し、それをきっかけに召し抱えられたというのは、有名な話です。

頭脳明晰で常に沈着冷静・・・ 秀吉からは片腕の存在として重宝されていましたが、慇懃な態度が周囲からは煙たがられ、特に福島正則加藤清正らとは犬猿の仲だったと言われていて、後に敵対する遠因ともなるのです。
そんな三成でしたが、主君・秀吉を思う気持ちは他の家臣の誰よりも強いものでした。
それが、最終的には関ヶ原の戦いという結果として現れた訳ですが・・・

兼続と三成・・・ 思想は違えど共に主君を思う強い気持ち、正反対な性格ゆえにお互いに惹かれあう・・・ やがては親友関係となる二人は、上杉家豊臣家の命運を担うべく躍進をしていくのです・・・

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