森の武家凧まつり

遠州森のビープロ

2012年05月06日 19:56

快晴となった昨日(5月5日)、森町内の太田川親水公園にて、凧揚げまつり(通称:森の武家「ぶか」凧まつり)が行なわれました。

昨年は、東日本大震災の影響もあって開催を自粛。
2年ぶりに、晴天の凧揚げ日和の中、いくつもの凧が青空に高々と舞い上がっていました。

森の武家凧まつりの特徴は、二本の糸身で揚げられる大小無数の凧揚げはもちろんのこと、森のまつりさながらのお囃子が奏でられて、お祭りに彩りが添えられることにもあります。
秋晴れの中で奏でられるお囃子ももちろんですが、初夏の快晴の中で奏でられるお囃子も、違った趣きで良いものです。

この武家凧まつりは、森町・各町内の第一子の初節句を祝う祭りで、その歴史は古く江戸時代中期、この地域の代官を務めていた土屋の殿様(忠臣蔵に出てくる土屋主税です)の嫡男誕生を祝って、祝い凧を揚げたのが始まりとされています。
(詳しくは、以前に「ええら森町ヘッドライン情報」にて書いた、ブログ記事をご参照ください。)

そして、夜にはミニ屋台がお囃子と共に町中を曳き廻され、初子宅での祝いの催しが盛大に執り行なわれました。

青空に舞い上がる無数の武家凧、心地良い祭り囃子の音色、提灯の灯りに彩られたミニ屋台の曳き廻し、そして初子宅での祝いの宴・・・ このお祭りも、我々森町民の心を躍らせ、和ましてくれます。

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