ビープロ with 遠州森町:大河ドラマ・天地人第5回「信長は鬼か」

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2009年02月02日

大河ドラマ・天地人第5回「信長は鬼か」

NHK大河ドラマ・天地人。
今週のOAは、第5回「信長は鬼か」。

時は天正2年（1574年）5月。
上杉謙信のもとに、織田信長から贈られてきた屏風の洛中洛外図の意味を確かめようと、返礼の品を届けるために遣いの一員に加わった樋口兼続。
信長の居城・岐阜城へと赴きます。

越後から美濃国・岐阜へは、海路で若狭国・三国まで往き、そこから陸路を南下して岐阜まで・・・
現在では考えられない経路ですが、当時は整備されていない山道も多く、また隣国などと敵対していると、近道とはいえ危険極まりないという状況もあったのかもしれません。

岐阜城で信長に拝謁した兼続は、信長家臣である羽柴秀吉、初音という謎の女の計らいで信長との対面を実現させます。
謙信に屏風を贈った真意を尋ね、義を重んじる謙信とは正反対の、天下取りのためには手段を選ばない方法に意を唱えたり、信長に対して、無謀極まりない言動をしてしまいます。

秀吉から、「殿に会っても、口答えや意見などはするな。さすればそなたは殺される。」と釘を刺されていたにも関わらず、無鉄砲な言動を行なった兼続は、案の定刺客に命を狙われますが、佐吉（のちの石田三成）という男に助けられます。
のちに、徳川家康との天下分け目の戦いに挑んだ両雄の出会いでした。

翌天正3年（1575年）、長篠の戦いで武田勝頼を破った信長はますます勢いに乗り、越後国も信長の脅威にさらされることとなります。
景虎をはじめとする家臣たちは、自国を守るため、天下泰平のため謙信に出陣を促しますが、またしても多くの民が犠牲になることを憂う謙信は決断を鈍らせます。

約一月の時が経った頃、兼続主君・景勝は意を決したように謙信のもとを訪れ、今の世に義の精神を貫き、越後のような清く安穏の国を作ることが上杉家の使命と強く説き、改めて謙信に出陣を促します。
ついに決心を固め、信長を討つべく出陣の号令を出した謙信・・・　信長の脅威にさらされている越中国へと進軍していくのです。

兼続にとっても、これが初の出陣。
意気揚々とした高ぶりの反面で、憧れの女・お船が婿取りをすることが決まったと聞き、お船に対して祝いの言葉を掛けながらも心中は複雑・・・
そんな思いを抱きながら、兼続は初陣を迎えるのでした。