天方城跡

遠州森のビープロ

2005年10月31日 00:40

今回は、森町向天方(むかいあまがた)地区、城ヶ平公園内にある、“天方城跡”の紹介です。

天方城の築城年ははっきりしていませんが、応永年代(室町時代中期)には、山内対馬守の居城であったとされています。

その後、戦国乱世となった頃、時の城主・天方山城守通興は、今川義元、武田信玄、徳川家康という、名立たる戦国武将を相手に、居城・天方城を守るべく、戦ったそうです。

結局、徳川勢、武田勢、それぞれの大勢力に、なすすべなく城を明け渡すことになり、その後、徳川勢、武田勢の勢力争いの場と化してしまったのですが・・・
現在は、城の跡地は、城ヶ平公園となり、頂上に小さな石碑が建っています。

公園内は、庭園風の造りで、風情がある雰囲気になっていますが、頂上までの約2kmの道のりを登るとなると、林が生い茂る非常に険しい道のりとなっています。

ひとたび頂上に登れば、森町の町並みが一望でき、天気が良い日には、南アルプスの山々まで望めるほどの見晴らしです。

関連記事