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2011年10月19日

遠州森のまつり・屋台編_9 「睦栄社(戸綿)」

遠州森のまつり・お祭り前の話題。
森のまつりの屋台編、第九弾は、「睦栄社戸綿)」 です。

文中の絵 : 戸綿・睦栄社/竹虎
森町・下宿「佐藤看板店」 : 佐藤博志氏作

まずは戸綿という町名、それから、睦栄社の社名の由来から。

遠州森のまつり・屋台編_9 「睦栄社(戸綿)」現在改築中の森川橋。 この森川橋を、下宿側から渡った所に、戸綿の町並みがあります。
古くは水田地帯の地域でしたが、明治時代に入り、秋葉馬車鉄道が森町-袋井間で開通したのを機に、掛川、袋井からの玄関口として発展し始めました。

通りには、魚屋、酒屋、時計屋、レコード屋、自転車屋などの商店が軒を連ねており、子供の頃に、自転車で橋を渡った先の坂を下りながら出掛けて行った記憶がよみがえります。

現在は、前述したように森川橋が改築中で、道路の造りが変わったことで通りの雰囲気が変わってしまいましたが、森町中心部の商店が減っていく中、戸綿の各商店は今も健在の所が多く、これで新しい橋が架かった際にどのように変貌していくか、楽しみなところです。

社名の由来は、睦実地域の「睦」という字を取り、“仲睦ましく栄える社”という願いを込めて命名されたと伝わっています。
睦栄社の設立は明治35年ですが、なかなか屋台を所有することが出来ず、大正14年に桑水社の先代の屋台を買い入れ、念願の屋台を手に入れました。 地区としては、合併前の飯田村に属していた戸綿ですが、森のまつりへの参加が認められ、翌大正15年から屋台を曳き廻しています。

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昭和53年、前年まで曳き廻してきた屋台を菊川に売却した後、新築された屋台がお目見えしました。
当時の屋台御披露目を観に行きましたが、彫りの無い小さめの先代の屋台から一変、重厚な彫りものを誇った勇壮で典雅な屋台に、目を奪われた記憶が残っています。

遠州森のまつり・屋台編_9 「睦栄社(戸綿)」遠州森のまつり・屋台編_9 「睦栄社(戸綿)」遠州森のまつり・屋台編_9 「睦栄社(戸綿)」

今でこそ、全社の屋台・高欄下には支輪が設けられ、屋台の前後左右に至るまで、各社豪華な彫りもので彩られていますが、当時はそこまで豪華な屋台は少なく、現在の豪華絢爛な屋台建築の先駆けであったとも言えます。

彫りの画材等、屋台の特徴に関しては、「14町内の屋台“睦栄社”」に詳しく記載してありますが、一番の特徴と言えば、側面の障子に施された彫刻。 こちらには虎を画材にした彫りものが飾られています。
障子全面に彫りが入っているのは、十四社中睦栄社だけであり、かなり斬新な特徴と言えると思います。

以上、戸綿・睦栄社の屋台に関する事を記してきましたが、歴史編と同じく、関係書物を参考にしたとはいえ独自視点での内容となりますので、確実性には欠けているかもしれませんので、下記の参考記事もご覧になって下さい。

遠州森のまつりまで、あと16日・・・
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参考記事及び参考サイト

「森のまつり」14町内の歴史“睦栄社(戸綿)”
「森のまつり」14町内の屋台“睦栄社”
「森の祭り・ホームページ」内 「各町内の屋台・睦栄社」






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Posted by 遠州森のビープロ at 09:16
[お祭り前の話題]
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この記事へのコメント

■ ろうろう

いよっ!待ってました大統領っ!(笑)
ビープロさま、ご無沙汰しております。
睦栄社を取り上げて頂きまして有難うございます!

さすがはビープロさまの記事。
落ち着いた文章に説得力がありますね。
これからも是非、お祭りの記事をUPして下さいね♪

Posted by ろうろう at 2011年10月20日 00:00

■ 遠州森のビープロ遠州森のビープロ

ろうさん お久しぶりです。m(__)m
この時期になると、お祭り関連の記事を上げないといけないような、勝手にそんな使命感みたいなものを持って上げてます。(^^ゞ
うまく伝わっているかいないかはともかく、自分なりに、各町内の特色を表現しようと思って書いてます。

Posted by 遠州森のビープロ遠州森のビープロ at 2011年10月20日 21:21