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2009年08月09日

鬼火送り

今週末から、お盆休みという方も多いでしょうね。
自由業である自分には、もう何年も縁がないこのお盆休みですが・・・

毎年この時期、業務などで外出すると家族連れなどの人たちをあちこちで見かけ、「あゝ、お盆休みなんだな・・・」と感じています。

そしてこの時期が来ると、必ず思い浮かんでくる楽曲があります。
富山県在住のシンガーソングライター、伊藤敏博さんの“鬼火送り”
デビューアルバム、サヨナラ模様に収められている曲です。

「宵の蜩(ひぐらし)蝉しぐれ 上る石段影一つ・・・」 というフレーズで始まるこの曲。

水難事故※で喪った恋人の初盆の日、鬼火送りが粛々と行なわれている中、この曲の主人公の女性は独り城山を登り、故人からもらった手紙に火を放ち、そっと手を合わせる・・・
女性はこの秋、別の男性のもとに嫁ぐことが決まっていて、燃える炎から漏れるぬくもりに、そっと別れを告げる・・・
(※は、あくまで自分の想像で、正しいかどうかは分かりません。)

伊藤敏博さん特有の、せつなく悲しげな曲であると同時に、この曲の舞台となった、富山県朝日町のヒスイ海岸の情景がぼんやりと浮かんでくるような、情緒がある曲です。
「浴衣の裾が波に濡れても 貴方の名前漁火に呼ぶ・・・」 という最後のフレーズは、伊藤さんのせつなげな歌声が涙を誘います。

デビュー曲であり、大ヒットとなった「サヨナラ模様」、時の若い女性が皆涙したと言われる「景子」など、伊藤さんの代表曲の影に隠れてはいますが、個人的には一番好きな曲です。

親、兄弟、妻、夫、恋人・・・ 大事な人を喪った悲しみは、その当事者でなければ測り知れないこと。 だからこそ、遺族の人たちは毎年、灯籠流しなどを行なって冥福を祈り続けている・・・
この時期、8月6日の広島、9日の長崎での原爆慰霊祭、そして8月15日には終戦記念日を迎え、各地で慰霊祭などのテレビ中継などを観ていると、そんなことをつくづく感じてしまいます。

お盆休みで里帰りをし、祖先のお墓参りを・・・ という人も多いんじゃないかと思います。
自分も、祖父の命日である12日にはお墓参りに出向き、近況報告をしてきたいと思っています。
 






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Posted by 遠州森のビープロ at 09:43
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この記事へのコメント

■ kazusa

鬼火送りで検索したらヒットしましたのでレスしました。この曲個人的には、「サヨナラ模様」よりはいいと思っているんですが、コンサート(といっても3回しか行ってないけど)では聞いたことがないんですよ。この人の歌とギターを聴いて、ギター弾く!って言って買いましたよ(笑)。ほんといい歌ですね。

Posted by kazusa at 2015年03月10日 08:27

■ 遠州森のビープロ

コメントありがとうございますm(__)m
この曲は、伊藤敏博さんの隠れた名曲、一番好きな曲です。
今年の夏、またこの曲に耳を傾ける時が来ると思います。

Posted by 遠州森のビープロ at 2015年03月11日 15:01