NHK大河ドラマ
“風林火山”。
今週のOAは、第43回
「信玄誕生」。
亡き由布姫からの遺言、「嫁を娶るように・・・」に思い悩んだ山本勘助が出した答えは、リツを養女として迎え婿を取らせる事。
勘助を慕うリツは、これに渋々ながらも従った。
勘助が高野山で説法を受けていた間、武田晴信(後の信玄)は越後・長尾家の重臣である大熊朝秀を調略し、武田方に寝返らせることに成功。
その後も晴信は、長尾景虎が雪深く道を閉ざされた越後で身動きが取れない隙を抜って、北信濃を次々と攻略。長尾勢力の一掃を図った。
弘治三年春、雪解けと共に再び景虎が挙兵し、北信濃へ出兵。
しかし、晴信は決戦を避ける。
長尾が攻め込んでくれば武田は退き、長尾が退けば武田が・・・というように、双方駈け引きによる攻防戦で一進一退を繰り返していた。
この攻防戦に決着の矢を投げ入れたのは、時の将軍・足利義輝。
将軍・義輝は、両者に和議を結ぶよう命じたのだ。
すでに景虎がこの申し入れを受け入れたことを知った晴信は、受け入れる引き換えに、信濃守護の職を得ることを将軍家に突きつけた。
これにより、晴信は信濃守護として領地を侵す景虎を成敗するという、大義名分を得たのである。
晴信成敗の大義名分を失った景虎であったが、思わぬ形で再び景虎も大義名分を得ることになる。
関東管領・上杉憲政から、景虎を養子に迎え関東管領職を譲るという申し出があったのだ。
管領は守護より上位・・・ 景虎は再び武田を討つ名分を得た。
景虎は、上洛して将軍より関東管領を継ぐ承諾を得る事を決意。
景虎の留守を守る重臣・宇佐美定満の元に、ある人物が訪ねてきた。
勘助の旧友でありながら袂を別ち、村上家、長尾家と仕えていた矢崎平蔵であった。
軍学を賜わりたいと申し出る平蔵に対し、宇佐美は平蔵に駿河に行くよう命じる。そこには、宇佐美の策略が秘められていた・・・
甲斐、そして信濃の守護となった晴信は、両国の領民を守るため、そして若くして逝った側室・由布姫に報いるため、出家することを決意。勘助にその決意を宣言します。
「天下は国から成るもの、国は人により成るもの」の晴信の言葉に感銘を受けた勘助は、主君に倣い自らも出家を決意。道鬼という入道となったのです。
そして晴信は“信玄”と改名。ここに戦国一の名を残す武将、武田信玄が誕生したのです・・・
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