大河ドラマ“風林火山”第42回 「軍師と軍神」

遠州森のビープロ

2007年10月23日 10:30

NHK大河ドラマ “風林火山”

先週残念ながら、第41回「姫の死」を見逃してしまったので、2週ぶりの書き込みです。

今週のOAは、第42回 「軍師と軍神」

山本勘助は、武田晴信(後の信玄)側室・由布姫の死に、非常に深い悲しみと傷を負った。
姫の遺言となった、「嫁を取り、跡継ぎをつくるのです」の言葉に対し、迷いを断ち切るかのように主君・晴信に置手紙を残し、高野山へと向かう。

高野山は、かつて勘助が守り神である摩利支天を授かった地。すがるような想いで、教えを授かった高僧・清胤の元を訪ねる。
そこで勘助は、意外な人物と対面することになる。
その人物とは・・・ 武田の宿敵・越後の長尾景虎(後の上杉謙信)であった。
景虎は、自らが統一した越後で豪族同士の争いが絶えず、いがみ合う家臣たちに嫌気が差して、越後を出奔してきたのだ。

なぜ景虎が高野山へ・・・ 疑念を抱く勘助に対し、勘助が同じ地を訪れたことを、己の刺客と思い込んだ景虎は、勘助に斬りかかる。
弁明する勘助だが、景虎は聞き入れない・・・ 仕方なく応戦する勘助。
不穏な事態を察知して、駆けつけた清胤の一喝で、ようやく矛を収める二人。

やがて、直江実綱ら景虎の家臣たちが、主君・景虎の後を追って高野山を訪れてきた。
直江らから、調略により重臣・大熊朝秀が武田に寝返ったことを聞いた景虎は、再び武田への憎悪を甦らせ、越後に戻ることを決意。
そして、勘助も迷いを断ち切り、甲斐に戻ることを決意。帰還した勘助が、晴信に申し出た想いとは・・・

清胤からの説法、宿敵・景虎と接したことにより、勘助の迷いはいつしか消え去りました。
甲斐に戻った勘助は、リツ姫を嫁に取るという由布姫の遺言に対し、リツを嫁ではなく養女にすると晴信に申し出るのです。
お屋形様・晴信、由布姫、その子四郎(後の武田勝頼)のために心血を注ぐことを誓った勘助にとっては、己の幸せなど二の次、三の次であるという、ストイックなほどの勘助の想いが滲み出ていた回でした・・・

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