大河ドラマ“風林火山”第25回 「非情の掟」

遠州森のビープロ

2007年06月26日 10:25

NHK大河ドラマ “風林火山”
今週のOAは、第25回 「非情の掟」

武田晴信(後の信玄)が、甲斐にて朝廷からの公家衆を招いている頃、諏訪では晴信側室・由布姫の子、四郎(後の武田家二十代当主・勝頼)のお宮参りが行なわれていた。

晴信に代わり、お宮参りに立ち会った山本勘助
四郎の誕生以降、勘助の気持ちは四郎を諏訪家の跡目にするという思いが芽生えていた。
そんな勘助に由布姫は、「諏訪家の嫡男は寅王丸であり、寅王丸が継ぐべきだ。」と反論するが、「寅王丸様は、お屋形様に敗れた諏訪頼重様のお子であり、四郎様はお屋形様のお子。よって諏訪家は四郎様が継ぐべきである。」と姫をたしなめる。

甲斐に戻った勘助は、寅王丸を出家させ駿河の今川家軍師・雪斎に預けるべきだと晴信に進言し、晴信は承諾。
勘助を駿河へと向かわせる。

駿河にて、勘助の申し出に対し今川義元は、信虎(晴信の父)に続いて武田は厄介者を押し付けると不満を示す。
しかし、寿桂尼(義元の母)は寅王丸は利用価値があると、勘助の申し出を受け入れる。
義元はしぶしぶ承諾をするが、「己の私利私欲のために、武田家を利用しているのではないか。」と勘助を威圧する。

一方で、晴信は新しい国造りの一環として、法度の制定に着手。側近・駒井政武らにそれを命じる。
晴信の命で、後に甲州法度として知られる法度を作り上げた駒井は、法に反すれば晴信自身も罰せられるとするべき、と進言。
晴信に長きに渡り仕えてきた駒井の進言・・・ 晴信は素直に受け入れる。

程なくして、寅王丸は駿河へ・・・ 一件落着と思いきや、この一件は武田家に大きな波紋を呼び起こすことになる・・・

寅王丸の出家により、諏訪家は四郎が継ぐことが事実上確定します。
しかし、これにより四郎と武田家嫡男・太郎(後の武田義信)の争いが生じるのではないかとの懸念が浮上してくるのです。

晴信正室・三条夫人は、そのことを晴信に詰め寄りますが、晴信は無用な心配だと返答。
ならば、家督は安泰だと太郎に伝えるように、との三条夫人の言葉に晴信は、「誰が家督を継ぐかはまだ決まってはおらぬ。わしの胸三寸じゃ!」と一喝・・・ これはまさに、晴信がかつて父・信虎に言われた言葉そのものでした。

三条夫人はもちろん、晴信母・大井夫人も武田家の行く末に一抹の不安を感じ始めていたのです・・・

そして、勘助は四郎を溺愛・・・ そんな勘助に板垣信方は苦言を呈しますが、勘助の気持ちは、四郎を武田家の跡目にすることで固まりつつあったのです・・・

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