遠州森のまつり“蔵の町・舞児の手をひく・親子姿”

遠州森のビープロ

2008年09月29日 09:33

遠州森のまつりまで、あと1ヶ月となってきました。
(今年は、11月1日(土)~3日(月・祝)の開催。)

9月27日の記事に引き続き、お祭り前の話題として祭典三日間の見どころなど、テーマごとにご紹介していきたいと思います。

今回のテーマは、“蔵の町・舞児の手をひく・親子姿”
(テーマ、写真は、平成20年森のまつりカレンダーより)

舞児(まいこ)に選出された子供たちは、お祭り中の二日目、三日目は、一日中ほとんど拘束状態となります。
三島神社本祭、金守神社での神幸御旅所祭、谷本神社及び天方神社の本祭、三島神社終祭など・・・

その場所、その場所で、神聖且つ厳粛な雰囲気の中、舞の奉納をします。

やはり、子供とはいえプレッシャーは相当なものではないかと思います。
緊張やストレスもあると思いますし、友達と行動を共に出来ないという寂しさもあると思います。
そんな中、緊張やプレッシャーから解き放たれて、両親に手をひかれながらの帰り道は、安堵の瞬間ではないかと思います。

写真の場所は、仲横町の裏通り。
毎年、春と秋に開催されている“町並みと蔵展”でお馴染みとなった、裏通りの蔵の町並みです。
仲横町の他、新町本町の裏通りなどでも蔵の風景を観ることが出来ます。
舞児に選ばれるというのは、子供たちにとっても親御さんたちにとっても非常に名誉なことであり、最近では、少子化の影響もあってそれほどでもありませんが、舞児の希望者が多い場合はくじ引き抽選を行なって決めるというほどの、一種のステータスでもあるのです。

舞児に選ばれた本人にとってみては、前述したように緊張やプレッシャー、何より友達と一緒に行動できないという不満から、最初はだだをこねる子もいるようですが、終わってみれば皆が口を揃えて、「良かった!もう一回やってみたい!」と言います。

やはりそこには、舞児に選ばれた名誉、氏神様へ舞の奉納が出来る喜び、そして何より、舞児還しでの盛大な盛り上がりの中での爽快感が、そういった思いにさせるのではないかと思います。

今年度も、全町内で舞児の選出は決まり、選ばれた子供たちは来月からお祭り前まで、練習に励むようになります。
今年の舞児の皆さんにも、一生に一度の思い出として残るような、精一杯の舞の奉納を行なって欲しいと思います。

≪関連記事及び関連サイト≫
◇遠州森のまつり“乙女・浦安・朝日・神喜ぶ・奉納の舞”
◇遠州森のまつり“第三日目「千秋楽」パート3”
◇同ブログカテゴリー : 舞児還し
◇森のまつり : 舞児還し

遠州森のまつりまで、あと33日・・・
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