遠州森のまつり“太田川・川面に映る・雨垂れ囃子”

遠州森のビープロ

2008年10月28日 10:30

遠州森のまつりまで、あと4日となってきました。
(今年は、11月1日(土)~3日(月・祝)の開催。)

10月21日の記事に引き続き、お祭り前の話題としてテーマごとの祭典三日間の見どころなどをご紹介・・・ 今回が最終回となります。

最終回は、“太田川・川面に映る・雨垂れ囃子”
(テーマ、写真は、平成20年森のまつりカレンダーより)

~ 喧嘩屋台も家路につけば 清き流れの太田に夜露 屋台提灯川面にうつし 男泣かせる雨ん垂れ ~
幾つかの、森のまつりの描写の中の一つで、上記のように語られるフレーズがあります。

千秋楽(三日目)の最後、屋台が屋台小屋へ最後の格納をされる際、奏でられるお囃子が“雨垂れ(あまんだれ)”。
ゆっくりとしたテンポの、どこか哀愁が漂う笛太鼓の音色・・・
往く祭りを惜しむかの如く、男泣きを誘うのです。

写真は、太田川に架かる天森橋(新町から向天方へ渡る橋)を往く、慶雲社(向天方)の屋台。
文字通り屋台提灯が川面に映り、雨垂れ囃子が奏でられる中を屋台が往く・・・ 非常に情緒のある、森のまつりの見どころの一つです。
おついたち(一日目)の三島神社への最初のお宮上り、清祓いでは朝日が昇るが如く、屋台も人も意気揚々とした雰囲気に。
中日(二日目)の三島神社本祭では、舞児(まいこ)の神秘的な奉納舞に、神聖かつ厳粛な雰囲気に。
御神輿・渡御、及び千秋楽(三日目)の御神輿・還御では、聖地と化した森の町並みを十四社の屋台の威勢の良い曳き廻しによる、賑々しい雰囲気に。

三日間の夜祭りでは、老若男女が入り混じっての荒々しい練り(通称・森の喧嘩まつり)が繰り広げられ、喧噪的な雰囲気に。
そして千秋楽の舞児還しでは、各社屋台三島神社出発ごとに花火が打ち上がり、神聖な雰囲気の中での勇壮で賑々しい雰囲気に。
そして、雨垂れ囃子が奏でられる中、最後の屋台曳き廻し・・・

三日間、それぞれに違う顔、違う雰囲気を持った形で繰り広げられる・・・
それが森のまつりです。

今年度は、トータル12回に渡って森のまつりの見どころを様々なテーマごとにご紹介してきました。
駄文ではありましたが、これらのシリーズをご覧になって、もし森のまつりに興味や関心を持たれた方は、今週末(1日、2日、3日)の祭典にぜひ足を運んでくだされば、嬉しく思います!

遠州森のまつりまで、あと4日・・・
今年も、「絶対無事故」で楽しいお祭りになりますように!
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