「森のまつり」14町内の歴史“睦栄社(戸綿)”

遠州森のビープロ

2006年01月07日 12:00

森のまつり、「14町内の歴史」紹介、第5弾は、“睦栄社”(戸綿町内会)です。

東海道より森町へ入るには掛川街道又は袋井街道を利用するか、いずれにしてもこの戸綿を通らないわけにはいかない。

しかし、街の形を成したのは遅く明治に入ってからである。

それ以前は飯田村睦実字戸綿(俗称睡実新町)という地名が残るだけでほとんどが水田であった。

明治35年、森町-袋井間で秋葉馬車鉄道が開通した際に戸綿本通りの道幅を広げ、町が発展しはじめたのである。

翌明治36年“自由平等を尊重、共同一致の精神を以て公共的観念のもとに活動する我々の社である”という大義名分のもとに睦栄社が設立された。

社名の由来は睦実の一文字をとり“仲睦ましく栄える社”ということから来ている。

ちなみに浅草で売られている伴天の背には町名に関係なく「睦」の字が使われている。
これもやはり“仲陸ましく”を意味している。(余談)

こちらの紹介文は、“森の祭り”ホームページから引用、著作権は、大庭学氏(森町・下宿出身)が有しております。

次回は、“水哉社”(本町町内会)の紹介です。

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