遠州森のまつり“江戸の昔・旧家に染み入る・笛の音”
遠州森のまつりまで、あと1ヶ月強となってきました。
(今年は、11月1日(土)~3日(月・祝)の開催。)
9月22日の記事に引き続き、
お祭り前の話題として祭典三日間の見どころなど、テーマごとにご紹介していきたいと思います。
今回は、
“江戸の昔・旧家に染み入る・笛の音”
(テーマ、写真は、
平成20年森のまつりカレンダーより)
こちらの写真は、
城下地区にある江戸末期に建てられた町家。
のどかな雰囲気の
城下の町並みを、ゆっくりと屋台が往く・・・ 風情のある風景です。
お祭り二日目及び三日目の午前中は、城下地区の谷本神社、
向天方地区の天方神社大祭がそれぞれ行なわれ、全十四社の屋台の引き廻しが両地区でそれぞれ行なわれます。
9月19日の記事でもご紹介したように、朝祭りから午前中に掛けての屋台の引き廻しは、比較的おとなしく静かな引き廻しで、屋台から奏でられる石松や屋台下などのお囃子をじっくり聞き入ったり、豪華絢爛な屋台彫刻、屋台高欄に飾られている彩り華やかな
山車人形などを、じっくりと見物する・・・
そういった森のまつりのもう一つの見所だったりします。
江戸時代の面影が色濃く残る、城下の町並みでの引き廻し。
城下地区へは、一日目の夜と二日目の午前に全屋台が集まりますが、一日目の夜は威勢の良い引き廻し、二日目の午前は静かな引き廻しと、同じ町並みを引き廻しているのに両者の雰囲気は180度違い、別のお祭りじゃないかと感じられるかもしれません。
お囃子の音色が
城ヶ平の麓にこだまする、向天方での引き廻し・・・
以前、
慶雲社では三日目の朝祭りは女衆の祭りとして、屋台の手木や綱の引き手は全て女性が行なっていたことがありました。
まさに老若男女、町民皆が楽しめるお祭りの象徴です。
両地区以外にも、森の町中を中心に屋台が引き廻されることはもちろん、新興住宅地の中にも屋台が引き廻され、お囃子の音色がこだまする・・・
町内に住んでいる人はもちろん、森で生まれ育ち、町外へ出て行った人たちも帰ってきて、年に一度のお祭りに酔いしれるのです。
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