遠州森のまつり・欄干に 紅一点 舞児還し
遠州森のまつり・お祭り前の話題。
第四弾は、「欄干に 紅一点 舞児還し」
(写真は、平成25年・森のまつりカレンダーより)
森のまつりの見所として一番に挙げられるのは、最終日の夕方に行なわれる「舞児(まいこ)還し」。
各町内から選出された舞児は、神の子として
三嶋神社の氏神様に三日間仕え、氏神様の御前で舞を披露するという、大変名誉ある役を担います。
三日間のお役目を果たした舞児は最終日の夕方、屋台と共にお迎えに上がった社長(若衆の長)を中心とした若衆や町民たちの手で屋台の欄干に乗せられ、三日間のおつとめを報告するべくその姿を町民に披露し、ご両親の元にお還しされます。
この舞児還しは、森のまつりにとって最も重要な神事であり、三嶋神社から舞児には地面に足をつけさせることなくご両親の元に送り届けます。
これは、屋台に舞児を乗せてからも同じで、舞児を乗せている間は屋台の手木は絶対に下すことなく、ご両親の待つ公民館等(かつては舞児の自宅)までの還り旅を、町民たちと共に行ないます。
舞児を欄干に乗せた屋台の動きは、龍が天に昇るが如くといった様であり、お祭りの中で一番の盛り上がりを魅せる最大の見所であります。
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遠州森のまつりまで、あと19日・・・
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