「いちご白書」をもう一度

遠州森のビープロ

2010年07月12日 19:34

ユーミンこと荒井由美さん作詞・作曲の 「いちご白書」をもう一度 は、今から35年前(昭和50年)にバンバンによって唄われ、大ヒットした曲。

当時、自分は小学6年でしたが、3つ上の姉の影響で、当時のフォークソングなどをよく耳にしていました。 この曲もその中の一つで、当然詩の意味も何も分からず聴いていましたが、ばんばひろふみさんの唄声ときれいなメロディーに、子どもながらに心を打たれたのを覚えています。

それだけ素晴らしい曲なのだというのは、周知のことだと思いますが、大人になって詩の意味を理解した時に、この曲の詩の深さを思い知ったような気がしました。

アメリカ映画の「いちご白書」を、恋人同士で観に行った想い出・・・
というのがテーマになっていますが、この曲の歌詞全体に、当時の時代背景が詰め込まれているような気がします。

「僕は無精髭と髪を伸ばして 学生集会へも時々出掛けた
就職が決まって髪を切ってきた時 もう若くないさと君に言い訳したね・・・」

この部分のフレーズは、団塊の世代の人たちにとっては、たまらないフレーズなのでは・・・ 学生運動や大学紛争が盛んだった当時、多くの人たちが同じ境遇、心境ではなかったかと思います。

30年以上経った現在でも色褪せることなく、数多くのアーティストがカバーしていることでも、この曲の素晴らしさが表れています。
多くのミュージシャンたちも、きっと心を打たれたのでしょうね・・・

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