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2007年12月17日

大河ドラマ“風林火山”最終回 「決戦川中島」

NHK大河ドラマ “風林火山”
今週のOAは、最終回 「決戦川中島」

永禄4年(1561)9月10日、武田、上杉、共に戦国最強軍団と呼ばれた両軍の雌雄を決する、第四次・川中島の戦いは、まさに死闘と化していた。

川中島に立ち込める濃い霧を利用して、軍勢を二つに分け敵を挟み撃ちにするという、武田軍師・山本勘助が編み出した「啄木鳥の戦法」は、上杉軍師・宇佐美定満によって見破られ、総大将・上杉政虎(後の謙信)率いる上杉軍は、「車懸かりの戦法」で武田本軍に襲い掛かっていく。

窮地に追い込まれた武田本軍・・・
上杉本軍を追い落とそうと、もぬけの殻になった妻女山に向かった別働隊が帰参するまで、何とか持ちこたえよと命じる総大将・武田信玄。
そんな中、重臣・諸角虎定、そして信玄弟・武田信繁が敵陣深く斬り込むが、奮闘虚しく壮絶な討死を遂げる。

しかし、信繁、諸角らの奮闘が功を奏したのか、武田軍は徐々に劣勢を戻しつつあった。
宇佐美は、予想以上の武田の粘りを見て兵の撤退を政虎に進言。
しかし政虎は、あくまでも宿敵・信玄の首を取るという目的にこだわり、自ら武田本陣に斬り込んで行く。

敵の総大将が斬り込んで来たことで、もはや策など無し、正面から戦うのみと、勘助も手勢を率いて敵陣に突撃をはかる。
このままでは双方無駄な死者を出すばかりと、勘助に対し兵の撤退を訴える宇佐美であったが、鬼神と化した勘助は、逆に宇佐美に斬りかかっていく。

そして、政虎を乗せた白馬が乱戦を突き抜けて武田本陣・信玄の目前まで斬り込んで行く・・・ 政虎、信玄一騎討ち!
馬上から太刀を振り下ろす政虎、辛うじて軍配で受け止めそれをかわす信玄。
三度太刀を振り下ろした政虎は、疾風の如く去っていった・・・
そして信玄の軍配には、七つの刀傷が・・・

一方、戦場のど真ん中で戦っていた勘助は、無数の槍、刀傷を受け、満身創痍になりながらも奮闘し続ける。
戦いの中で勘助は、武田に仕官してからのこと、その前の葛笠村でのことなど、走馬灯のように思い巡らせていた。

かつての武田重臣・板垣、甘利が残した言葉、そして叶わぬ恋心を抱き続けた由布姫のまぼろし・・・
そして瀕死状態の中、勘助が見たものは、妻女山から援軍に戻ってきた別働隊の面々。「勝った、これでこの戦、我らの勝ちじゃ・・・」

無数の槍、銃弾を全身に浴び、山本勘助、川中島・八幡原にて討死・・・
壮絶な最期を遂げた・・・

川中島で死闘が繰り広げられていた時を同じくして、甲斐国では、女たちもそれぞれの想いを抱いていました。
信玄正室・三条夫人は、側室・於琴姫の元を訪ね、共に御屋形様・信玄への想いを馳せる。そして勘助の屋敷では、養女・リツが勘助の死を悟り、涙・・・

首実検をしようとしていた上杉軍から、信繁、諸角の首を取り戻した武田軍。
信玄は、終生付き従ってくれた弟・信繁の亡骸の前で静かに涙を流します・・・
そして、勘助の首も奪い返され・・・ 勘助と対面した信玄の顔には笑みが・・・
「こやつ、笑ろうておる。」勘助は笑みを残しながら死んでいったのです。
そして武田軍は、信玄の号令で勝どきを挙げたのでした・・・

武田信玄軍師・山本勘助の生涯を描いた、風林火山。

勘助の前半生は、兵法を極めようとひたすら諸国を放浪し、そして行き着いた甲斐国・葛笠村で、想い人・ミツとの出会い。
信玄父・信虎にミツを殺され、武田に怨みを抱くも、信玄の御屋形としての器に魅せられ、そして武田へ仕官。

後半生は、燃ゆる日輪の如き御屋形様を天下人にという気持ちのみで、蒼き月影の如くひたすら邁進していく・・・
そして、由布姫の美しさに魅せられ、叶わぬ恋心を抱くも、信玄の側室にと推し、そしてその子四郎(後の武田勝頼)を溺愛・・・

由布姫、勝頼、そして御屋形・信玄のためにという、勘助の生涯はストイックそのものであったのではないかと思います。
歴史上のヒーローのように、平和を望み、博愛を唱えるような生き方でなく、己が信じた野望を貫き通すという、ものすごく不器用な生き方に、近年の大河ドラマには無かった渋い男の生き様を感じたドラマでした。

某は 蒼き月影の如く     御屋形様は 燃ゆる日輪の如し
恋は 散り降る花の如く    心は 仄暗き森の如し
宿敵は 天駆ける龍の如く  戦は・・・ 戦は・・・ 我が人生の如し

其疾如風 「疾きこと風の如く」
其徐如林 「徐なること林の如く」
侵掠如火 「侵掠すること火の如く」
不動如山 「動かざること山の如し」

武田信玄が伝説的軍師・山本勘助の生き様に酔いしれた一年でした!

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この記事へのコメント

■ rmt24

RMT24でございます。
いつも弊社の夢世界のrmtご利用いただいてどうもありがとうございました。
いまの夢世界のRMTの相場の状況によって、お客様の予約をキャンセンルしたこと申し訳ございませんでした。
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だから、予約キャンセルすることご理解と協力ください。
お客様に大変な迷惑かけて申し訳御座いませんでした。
また、よろしくお願いします。 9988

Posted by rmt24 at 2008年05月15日 19:55