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2009年11月03日

大河ドラマ・天地人 第44回「哀(かな)しみの花嫁」

NHK大河ドラマ天地人
今週のOAは、第44回「哀(かな)しみの花嫁」。

時は慶長9年(1604年)。
すったもんだの末に、本多政重直江家の養子入り、直江兼続長女・お松との婚儀が無事に行なわれました。
政重は、新たな主君となった上杉景勝より名の一字を頂戴し、勝吉と名を改めます。

祝宴の席で、兼続や泉沢久秀など、上杉重臣たちが酒などをすすめる中、勝吉はニコリともせず仏頂面を貫くのみ・・・
寝室で二人だけになっても、お松に背を向けて寝てしまうなど、心を開こうとはしませんでした。

兼続は、勝吉に対し真に上杉へ迎え入れたのだということを示すべく、勘定方や蔵など、内情を包み隠さず明かしていくのですが、勝吉は心を閉ざしたまま・・・ 勝吉から、「しょせん、形だけの夫婦。」とまで言われ、不安になったお松は、母・お船に打ち明けますが、「夫婦の絆はお互いを思いやる気持ちを持っていれば、おのずと出来てくるもの。」と励まし、時に任せることだと言い聞かせるのです。

同じ頃、江戸では将軍・徳川家康が、将軍職を嫡男・徳川秀忠に譲るという内定が下されていました。
それはすなわち、徳川家豊臣家からの決別を意味すること・・・ 家康の、天下取りの総仕上げが着々と進んでいるのでした。

一方で、米沢では長雨の影響で猿尾堰(さるおぜき)が決壊するという事態が起こっていました。
治水対策に苦慮した兼続は、米沢出身で今は仙台藩主となっている、伊達政宗に相談をすることを思いつき、勝吉を伴って仙台城に赴きます。
政宗は、相談の内容に落胆し兼続を見下す態度を見せ、江戸での将軍交代の話題を引き合いに「天下が動く・・・」と兼続を挑発しますが、「今の己にとって、民の暮らしが何より大事。天下の情勢は二の次である。」と返すのです。
政宗は、治水に詳しい者を気が向いたら差し向けると応えます。
曖昧な約束ながら、兼続は政宗に対し、深々と感謝の意を表すのでした。

同年暮れ、米沢で流行り病がまん延し、お松と妹・お梅は、その病にかかってしまい、お梅は翌年の1月に亡くなってしまいます。
お梅の死に、悲しみに暮れるお松・・・ お松の献身的な態度に心を動かされ掛けていて、そんなお松を慰めようとした勝吉でしたが、躊躇してしまうのです。
そんな勝吉に、「私は、勝吉様と真の夫婦になりたいのです。」とお松は、最後の力を振り絞り訴え、そのまま倒れてしまいます。
そして、お松はそのまま帰らぬ人となってしまったのです・・・

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死の間際、お松は兼続とお船に、「勝吉様と夫婦になれて幸せでした・・・」と言い残し、それを聞いた勝吉は、いたたまれない気持ちになり・・・ 二人の姉を失った悲しみに、涙を流す竹松を慰めることしか出来ないのでした。
そして勝吉は、「お松が亡くなった今、私は無用の身。本多へお返しくだされ。」と兼続に申し出ます。
そんな勝吉に対し、兼続は領内で鉄砲作りをしている場所を案内します。
「なぜ、そこまで自分に・・・」と驚く勝吉・・・ 兼続は、「これからも、米沢の地で暮らすのじゃ。」と勝吉に語りかけるのです。

そして、兼続のもとに急な来客が・・・ その客とは、政宗でした。
政宗は、約束通り兼続に治水の助言を与えたのです。
加えて、「ここは一つの天下をなしている・・・」と兼続の街づくりを褒め称えたのです。 政宗の言葉に、兼続は感涙しながら、この後の進むべき道が何か、ようやくはっきりした、という気持ちになっていたのです・・・

関ヶ原での決着以降、上杉の御家存続、領内の繁栄ということに心血を注ぎ込み続けてきた兼続。
それは、主君・景勝と共に貫いてきた上杉の「義」であり、兼続自身の仁愛、すなわち「愛」であったのです。
そしてそれは、養子となった勝吉の心にもしっかりと伝わり、政宗から評価されることにもつながったのではないでしょうか・・・

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Posted by 遠州森のビープロ at 18:54
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